大河ドラマ特集– category –
NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』の放送内容にあわせた解説記事をまとめています。
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秀長はなぜ商人に金を貸したのか:戦国は大名が借りる側だった、その逆を回した郡山の町づくり
戦国では大名が商人から借りるのが普通でした。島井宗室も神屋宗湛も大名貸しで富を築いた側です。秀長はその逆を回しました。借り賃を免じ、開業の元手を貸す。天正十七年には奈良町と郡山町へ公金を貸した記録も残っています。 -
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城代とは何か:秀長が三か国を治めるために置いた留守居たちと、和歌山を預かった桑山重晴
城代は城主の代わりに城を預かる役ですが、兵を集める権限と褒美を出す権限は持ちませんでした。秀長は大和・紀伊・和泉を、自ら入る国、城代を置く国、代官に任せる国と三通りに分けています。和歌山を預かった桑山重晴の話。 -
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聚楽第は城なのか館なのか:堀四十三メートル、馬出三か所、それでも秀吉は「やしき」と書いた
堀は幅四十三メートル深さ十メートル、石垣は堀底から十二メートル、馬出が三か所。構造はまぎれもなく城です。それなのに秀吉自身は「しゆらくやしき」と書きました。なぜ城と呼ばなかったのか、なぜ八年で自ら壊したのか。 -
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戦国の筆は何の毛でできていたのか:ヤクは実在したが兜の飾りだった、「羊毛の筆」の羊は羊ではない
正倉院に残る十七本はすべて兎・狸・鹿・馬という国産の毛でした。筆の羊毛は実は山羊の毛で、戦国の日本に羊はほとんどいません。ではヤクは。兜の飾りとして確かにありました。才蔵の筆の配合を史料から検証します。 -
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『豊臣兄弟!』でカトウシンスケが演じる川窪清俊とは:奈良の豪商は実在したのか、「国主は我ら商人だ」と言えた理由と手のひら返し
第38回に登場する奈良の豪商・川窪清俊は史料に名がありません。ただし彼が代表する立場は実在しました。興福寺の座が商いを押さえ、国主が根を張れなかった大和。「この国の国主は我ら商人だ」と言えた根拠を史料から追います。 -
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【筆者の妄想】坂口涼太郎が演じる磐覚(ばんかく)の一生を勝手に書いてみた ─ 一乗院の坊官は、なぜ秀長の前に立ったのか(豊臣兄弟!)
この記事のポイント『豊臣兄弟!』で坂口涼太郎さんが演じる一乗院の坊官・磐覚は、史料にいない創作の人物です。この記事は、その一生を筆者が勝手に想像して書いた「妄想の伝記」です坊官の家に生まれ、一乗院で帳面をつけて育ち、松永久秀と筒井順慶の... -
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茶々はなぜ淀殿と呼ばれたのか:秀長が普請した城と、五百メートル離れたもう一つの淀城
淀殿の名は淀に住んだからで、鶴松を産んだからではありません。城は懐妊を受けて秀長が普請したもの。しかも茶々がいた淀古城と、いま残る淀城址は五百メートル離れた別の城です。「淀君」という呼び名がいつ生まれたかまで。 -
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『豊臣兄弟!』間宮祥太朗が演じる才蔵は筆のほかに何を売った? 郡山の町名と多聞院日記から読む戦国奈良の商い ─ 綿・藍染・茶・豆腐から刀、赤膚焼の伝承まで
この記事のポイント『豊臣兄弟!』の才蔵が筆のほかに何を扱っていたのかは、放送前の時点ではわかりません。また、戦国時代の奈良の筆屋が筆以外に何を売っていたかを具体的に示す記録も、今回調べたかぎりでは見つかりませんでしたそのかわり、才蔵が移... -
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戦国の商人はどうやって成功したのか:支店も広告もない時代に、商売の勝ち負けを決めたもの
支店は江戸中期、チラシは天和三年、屋号を文字で掲げる暖簾は桃山の終わりから。戦国の商いを決めたのは品物ではなく、座・地子免除・御用という「資格」でした。秀長が郡山でやったことと、狩野永徳の筆屋の名が残っていない理由。 -
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安土山図屏風はどこへ消えたのか:信長がローマ教皇に贈った安土城の絵と、描いたのは狩野永徳か父の松栄かという問題
信長は安土城を描かせた屏風を天皇に見せ、宣教師に贈り、天正遣欧少年使節がローマ教皇に献上しました。バチカンで見た人の記録を最後に行方不明です。安土城の姿を伝える唯一の同時代の絵をめぐる話。 -
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歴史探偵『医学天正記』とは:日本最古のカルテに残る輝元・氏郷・茶々の病と、秀次切腹のもうひとつの理由
この記事のポイント NHK「歴史探偵」が取り上げた『医学天正記』は、秀吉お抱えの医師・曲直瀬玄朔が書いた、現存する日本最古のカルテです 朝鮮出兵では毛利輝元や蒲生氏郷が病に倒れ、大名たちの病の連鎖が出兵の行方を左右しました 藤堂高虎の冷え、黒... -
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秀長の家老・横浜一庵と小川下野守はどこの城を与えられたのか:五万石なのに城を持たなかった家老、知行も城も不明な家老 ─ 郡山城の法印曲輪、小川町、伊予の国分山城
この記事のポイント秀長の三家老のうち、城主として城を預かったことがはっきりしているのは羽田正親(小泉城→宇陀松山城)だけです家中最高の五万石を得た横浜一庵には、自分の城を持った記録がありません。そのかわり、秀長の本城・大和郡山城の一角に屋... -
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豊臣秀長は実際に何をしていたのか:武勇伝ではなく、帳簿と文書に残っている仕事から見る
墨俣も金ヶ崎も使いません。大名との交渉、指出と検地、奈良の商いの移転、紀州の刀狩、熊野の材木、家臣団の編成。十津川に残る三通の文書まで、記録に残っている秀長の仕事だけを並べました。 -
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片岡鶴太郎が演じた歴史上の人物・時代劇の役まとめ:大河八作で北条高時から摂津晴門、鳥山石燕、そして狩野永徳へ
『豊臣兄弟!』の狩野永徳は、片岡鶴太郎にとって八作目の大河。しかも八作すべてで実在の人物を演じています。北条高時・井上元兼・英一蝶・岩倉具視・小寺政職・摂津晴門・鳥山石燕、そして狩野永徳。絵師役が四本ある理由も見えてきます。 -
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磐覚(ばんかく)は今後も出てくるのか:坂口涼太郎が演じる一乗院の坊官と、興福寺のその後
磐覚はNHK発表では第三十七回・第三十八回の人物。そして史料に名の見えない人物です。では彼が仕えた一乗院と坊官という立場は、その後どうなったのか。寺領の行方から、明治の還俗、唐招提寺に移された宸殿までをたどります。 -
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伊藤健太郎が演じた歴史上の人物・時代劇の役まとめ:『光る君へ』の双寿丸、『アシガール』の若君、源義経から『豊臣兄弟!』の庄屋・石川清兵衛へ
この記事のポイント『豊臣兄弟!』第37回から、大和郡山の庄屋・石川清兵衛を演じているのは伊藤健太郎さんです伊藤さんはこれまでにも、戦国の若君(『アシガール』)、平安の若い武者・双寿丸(大河『光る君へ』)、源義経(平泉の春の藤原まつり)など... -
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小川祐忠とは:関ヶ原で東軍に寝返ったのに改易された伊予今治七万石の大名 ─ 秀長の三家老・小川下野守と同一人物説は本当か
この記事のポイント小川祐忠(おがわ すけただ)は近江の国衆の出身で、浅井・織田・明智・柴田勝豊・豊臣と主君を替え、文禄4年(1595)に伊予今治で七万石の大名になりました。居城は今治(国分城)で、伊予松山ではありません慶長5年(1600)の関ヶ原の... -
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豊臣兄弟!第38回、筆者が勝手に予想する見どころ7つ ─ 才蔵の筆を狩野永徳が使う? 奈良の商売禁止は本当? 伊藤健太郎が演じる石川清兵衛は再登場する?(放送後に答え合わせ)
この記事のポイント10月4日(日)放送の『豊臣兄弟!』第38回「和を以て、大和をなす」で、こうなったらおもしろい、という場面を筆者が勝手に七つ予想しました才蔵(間宮祥太朗)の筆を狩野永徳(片岡鶴太郎)が使う? 永徳が秀吉に見せたものは何か? 奈... -
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慈光院(大和郡山市):片桐石州が建てた茶の寺 ─ 秀長の家老・桑山重晴の子から受け継いだ利休の茶と、片桐且元の茨木城の門
この記事のポイント慈光院(奈良県大和郡山市小泉町)は、小泉藩の二代藩主・片桐石州(貞昌)が寛文3年(1663)、父・片桐貞隆の菩提を弔うために建てた臨済宗の寺です石州に茶を教えた桑山宗仙は、『豊臣兄弟!』で住田隆さんが演じる秀長の筆頭家老・桑... -
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小泉城(大和郡山市):平埜生成が演じる羽田正親が守った郡山の西の城と、片桐石州の小泉藩陣屋
この記事のポイント小泉城(奈良県大和郡山市小泉町)は、室町時代に興福寺の衆徒・小泉氏が築いた平城です秀長が大和に入った天正13年(1585)、三家老のひとり羽田正親が四万八千石で城主となり、本城・郡山城を西から守る城として改修しました江戸時代...
