Jphistory– Author –
-
坂本龍馬の手紙
伊藤助太夫 宛
伊藤助太夫 宛 原文 此度さし出セし曽根拙蔵にハ、大兄よりも色々御咄合可被遣候。そして此男に下の関の唐物やに御申聞、皆々此拙蔵に御引合可被遣候。三吉大夫ニもくハ敷御申被成候得バ、此拙蔵ハ何でも出来ることだけハ御定約仕候間、御国の御為にも、よ... -
坂本龍馬の手紙
伊藤助太夫 宛
伊藤助太夫 宛 原文 此度曽根拙蔵お土佐商会より御在番役所までさし立申候。宜御引合セ可被遣候。何分飯田先生にもよろしく御相談可被遣候。草々頓首。廿八日龍九三様才谷御直披 現代文 この度、小曽根清三郎(長崎の商人)を土佐商会から下関の在番役所ま... -
坂本龍馬の手紙
伊藤助太夫 宛
伊藤助太夫 宛 原文 其後ハ益御勇壮可被成御座奉大賀候。然ニ彼紀州の船の儀論段々申上り、明日か今日か戦争とヒシメキ候中、後藤象二郎も大奮発ニてともに骨折居申候。此頃長崎中の商人小どもニ至るまで、唯紀州をうての紀州の船をとれのと、の〃しり候よ... -
坂本龍馬の手紙
お龍(妻) 宛
お龍(妻) 宛 原文 其後は定而御きづかい察入候。しかれバ先ごろうち、たび々紀州の奉行、又船将などに引合いたし候所、なにぶん女のい〃ぬけのよふなことにて、度々論じ候所、此頃ハ病気なりとてあわぬよふなりており候得ども、後藤象二郎と両人ニて紀州... -
坂本龍馬の手紙
高柳楠之助 宛
高柳楠之助 宛 原文 今日も鬱陶しき天気に御座候。愈御佳安奉賀候。然れば昨日官長罷出、茂田君と御約定申上候通、今廿七日英国水師提督に対面之儀者、第十字より彼船に御同行申度奉存候間、此段御通達申上候。当方へ御入来被下候や。又当方より罷出可申や... -
坂本龍馬の手紙
高柳楠之助 宛
高柳楠之助 宛 原文 一翰致敬呈候。然ハ先夜御別後、広く世界之数例を推し候処、御船を以再度衝突被成候ニ依而致沈没候事故、何分貴方より其条理御立被下候事、必然之道理ト相聞へ申候。去ル四月鞆津御談判之節、世界之公法ニより処置可致御定約仕候通、於... -
坂本龍馬の手紙
伊藤助太夫 宛
伊藤助太夫 宛 原文 船の争論ハ私思よふ相はこび、長崎ニ出候。土佐人だけハ、皆兄弟の如く必死ニて候間、誠におもしろき事たとふるにものなし。頓首。五月廿七日伊藤様才谷 現代文 船の争論は私が思うように運んでいまして、まだ長崎にいます。土佐人だけ... -
坂本龍馬の手紙
三吉慎蔵 宛
三吉慎蔵 宛 原文 私儀此頃甚多端、別紙福田氏より申上候、御聞取可被遣候。─〇近日出帆の時─〇長久丸ニハ土商会の者壱人さしそへ御在番役所まで御引合仕候と奉存候。百拝。五月十七日龍慎老台下三吉慎蔵様〆直柔 現代文 私のことは甚だ別紙の福田氏(長府... -
坂本龍馬の手紙
寺田屋伊助 宛
寺田屋伊助 宛 原文 拝啓。益御安泰奉大賀候。然るニ私儀此頃老主人よりよび帰しニ相成候て、国許ヘハ不帰、其ま〃長崎ニ於て、兼而召つれ候人数を御あづけ被申ことにて、私おして海援隊長と申付、則長崎ニて一局─がくもんじょナリ─を開キ諸生のセ話致し申... -
坂本龍馬の手紙
長岡謙吉 宛
長岡謙吉 宛 原文 唯御送り─但万国公法。─難有奉存候。そして活板字がたり不申ざれバ、其不足の字ハ御手許より御頼か、又ハ伏水にて御相談、以前の板木師ニ御申付可被成下奉頼候。謹言。十一日秋山先生才谷左右 現代文 万国公法を送って頂きまして、ありが... -
坂本龍馬の手紙
三吉慎蔵 宛
三吉慎蔵 宛 原文 此度出崎仕候上ハ、御存の事件ニ候間、万一の御報知仕候時ハ、愚妻儀本国ニ送り返し可申、然レバ国本より家僕及老婆壱人、御家まで参上仕候。其間愚妻おして尊家に御養置可被遣候よふ、万々御頼申上候。拝稽首。五月八日龍馬慎蔵様左右三... -
坂本龍馬の手紙
伊藤助太夫 宛
伊藤助太夫 宛 原文 ─追白、御案内の通り此度長崎ニ出候得バ、いかゞ相成候や不被計候得バ、左の覚さし舌代出し置き候。─一、兼而私ら両人の所ハ三印両兄聞取ニ相成、御家に止宿御頼申候事故、私両人生活の一事ハ一切上の両兄に御引合可被遣候。一、私方物... -
坂本龍馬の手紙
伊藤助太夫 宛
伊藤助太夫 宛 原文 覚書二条 一、此度の出崎ハ、非常の事件在之候ニ付、留守ニ於も相慎可申、然レバ信友のものといへども、自然堂まで不参よふ、御玄関御番衆まで御通達被遣度候事。 一、私し留守ニて他所より尋来り候もの、或ハ信友と雖ども、一飯一宿其... -
坂本龍馬の手紙
三吉慎蔵 宛
三吉慎蔵 宛 原文 此度の御志の程、士官の者共に申聞候所、一同なんだおはらい難有がりおり申候。再拝〃。拝啓。昨日御申聞被遣候事共、実に生前一大幸、言語を以て不可謝御事ニ御座候。然ニ先日此地を上方に発る時ニ福田扇馬殿、印藤猪、萩野隣、羽仁常諸... -
坂本龍馬の手紙
菅野覚兵衛・高松太郎 宛
菅野覚兵衛・高松太郎 宛 原文 拝啓。然に大極丸は後藤象二郎引受くれ申候。そして小弟をして海援長と致し、諸君其ま〃御修行被成候よふ、つがふ付呉候。是西郷吉が老侯にとき候所と存候。福岡藤次郎此儀お国より以て承り申候。然に此度土州イロハ丸かり受... -
坂本龍馬の手紙
お登勢 宛
お登勢 宛 原文 此一品ハきみへにおつかハし被成度、あれハ今どこにおるかしらん、たゞきづかい候。此度ハ下の関にせつかくつれてこふとおもいしニ、やれ々、又これよりながさきにかへるわ。言わいでもよろしきことなれども、御きおつけて被下まし。四月廿... -
坂本龍馬の手紙
坂本乙女(姉) 宛
坂本乙女(姉) 宛 原文 扨も々、御ものがたりの笑しさハ、じつにはらおつかみたり。秋の日よりのたとへ、もつともおもしろし笑しと拝し申候。私事かの浮木の亀と申ハ何やらはなのさきにまいさがりて、日のかげお見る事ができぬげな。此頃、みよふな岩に行... -
坂本龍馬の手紙
坂本乙女(姉) 宛
坂本乙女(姉) 宛 原文 私しが土佐に帰りたりときくと、幕史が大恐れぞ、はやきおもみ申候。四方の浪人らがたずねてきて、どふもおかしい。近日京ニ後藤象二郎とのぼらんと思ひ候。其時ハ伏見の寺田やでやどかり、伏見奉行をおそれさしてやろふとぞんじお... -
坂本龍馬の手紙
伊藤助大夫 宛
伊藤助大夫 宛 原文 今日ハ金子御入用と存候得バ、小曽根英四郎みせ番頭清吉を以て、六百両さし出申候。残弐百両ハ竹島の為ニ今シバらく借用仕置候間、其御心積奉願候。早々頓首々。四月六日龍伊藤九三老兄直柔足下 現代文 今日は金子が必要とのことなので... -
坂本龍馬の手紙
三吉慎蔵 宛
三吉慎蔵 宛 原文 大日本吏舌代但本箱とも右借用仕度、此使に御送り被遣候得バ、難有次第奉存候。頓首龍廿二日才吉三吉様 現代文 大日本史(水戸光圀の編纂で幕末志士の原典:尊皇色が強い本)舌代(口で言うべきことを文字にしたもの)本箱ともいう。これ...

