日本の歴史ガイドでは日本の城・史跡・銅像（アクセス・地図・場所）をご紹介。戦国時代、江戸時代、幕末（新撰組・海援隊・坂本龍馬の手紙現代文）

【城名】
結城城

【城の説明】
結城城は城の名前の通り、結城氏が代々おさめていた居城。永享12年に「永享の乱」で敗死した鎌倉公方足利持氏の遺児が、結城氏に庇護をもとめてきたのに対し、結城氏朝・持朝親子は公方の遺児を庇護する決断を下す。

この為、足利幕府軍の大軍に攻め込まれ、約1年以上もの籠城戦を繰り広げることになる。しかし、ついに籠城戦に敗れ、結城氏は一時期没落してしまうが、文安4年（1447年）足利成氏が鎌倉公方の再興を許されると結城氏も同じく再興を許される。

ここから結城氏は関東に代々君臨し、戦国時代もうまく乗り切り、徳川家康が関東に封じられると家康の次男「秀康」を養子として迎えることになる。秀康の越前移封が決まると結城城は残念ながら破却されることになり、江戸時代に水野氏が築城願いを幕府に許されるまでその姿を見ることは出来なかった。

現在も城郭自体は残っていないが、その姿を想像するだけの堀や曲輪跡などを偲ぶことがことが出来る。

【結城城・場所・アクセス】
〒307-0001 茨城県結城市結城2486-1

【結城城地図】